USB HDMI変換は使えるのか

USB HDMI変換ケーブル
Sponsored Link

HDMI出力が足りないとき

パソコンから2画面以上の出力がしたい場合、最近のモニター接続はHDMIやDP(Display Port)が主流となっています。
多くの場合HDMIかDPポートが1ポートはついていますが、2画面以上外付けモニターに出力したい場合、出力ポートが足りないことがおきます。

デスクトップPCの場合はグラフィックボードを追加する方法が一般的ですが、ノートPCの場合はそうはいきません。
その時に選択肢として出てくるものが「USB HDMI変換ケーブル」です。

USB HDMI変換ケーブル

USB HDMI変換ケーブルはその名の通り、USBからHDMIに変換するケーブルです。
USBポートに接続すると、その先にモニターが接続でき、お手軽に画面が拡張できます。

amazonなどでは1,000円から2,000円程度で売っており、比較的入手もしやすいものです。

性能はどうなのか

出力解像度

4K出力に対応しているものも一部ありますが、多くの場合はFull-HD(1080P)までの出力となります。
そのため、1980×1080を超えるモニターを接続しても、最大の解像度は1980×1080になります。

同じような数字で1980×1200(WUXGA)という縦方向が少し長い規格がありますが、このモニターを接続すると若干縦が引き延ばされたような感じになってしまいます。

多くの場合はFull-HDで十分だと思いますが、念のため確認してから購入しましょう。

操作性(追従性)

USB HDMI変換はグラフィックボードを増設した場合と比較すると雲泥の差があります。
そもそも画面出力にはパソコンのパワーが必要となり、多くの場合GPUチップが行います。

USB HDMI変換ケーブルの場合はこの処理をソフトウェアで行う場合があ多く、専用のチップが行っている場合に比べると非力です。

なので、動画の表示やゲームなどの多くの切り替わりが必要な場合は追従性が劣ります。
また、それに比例してパソコンのパワーを奪うので快適な操作はできなくなります。

ただし、事務用途の場合は画面の切り替わりが少ない(描画内容が少ない)ので十分な動作をします。

パソコンの性能も重要

先に書いた通りソフトウェアで画像処理を行う場合、パソコン側のパワーを使います。
そのため、今でも若干もっさりした動きをするパソコンなどの場合はお勧めできません。

アプリのインストールが必要な場合が多い

ソフトウェア的な処理を行うということは、パソコン側にアプリをインストールする必要がある場合があります。
これは他の記事でもたまに触れますが、会社から支給されているパソコンでの使用で問題となる場合があります。

管理者権限がなくアプリがインストールできない、規則で追加のアプリケーションが入れられない場合は使えなかったりすることもあるので、事前に必ず確認しましょう。

USB Type Cから変換するタイプは違うものも

同じようなケーブルでUSB Type CからHDMIに変換するケーブルが売られています。

このケーブルはthunderbolt出力出ないと対応していない場合があるので注意が必要です。

thunderboltはUSB Type Cの口から映像出力や高速データ通信を行う規格となり、thunderboltでのHDMI変換はただ口の形状を変換しているだけの可能性があります。

ここは商品の情報をしっかりと読んで、必要に応じてメーカーに質問するのがいいでしょう。

といっても安いので一度買ってみるのもあり

いろいろな制約がありますが、あくまでも条件付きの制約事項になったりするので実際に使ってみないとわかりません。

amazonで1,000円~2,000円程度で売っているので、とりあえず買ってみあて考えるというのもいいと思います。

ただし、使えない場合もある覚悟で買いましょう。

コメント